たばこを吸う習慣のある女性では、吸わない女性に比べて不妊になる確率が2倍になるといわれています。卵巣への血流を悪くし卵子の老化や生殖機能の低下を招きます。男性の喫煙は精子数・精子運動率が低下し男性不妊の原因になるとも言われています。女性も男性も禁煙する必要があります。
カフェインと不妊の関連性については実証されていませんが、カフェインの取りすぎによって妊娠率が低下したり流産率が上昇するという報告がありますので、念のため1日1-3杯程度にされたほうがよいと思われます。また、カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶、緑茶、ウーロン茶などにも含まれていますので注意して下さい。
少量なら血液循環を良くするなどの効果がありますが、飲みすぎると害になります。缶ビールを1日1本程度くらいならよいと思います。週2回はお酒を飲まない「休肝日」をつくりましょう。
休診日は人員が確保できないことが多く、安全管理の見地からも休診日を避けて採卵・胚移植を行えるように調節しています。
風疹の予防接種だけ可能です。子宮頸がんワクチンやインフルエンザワクチンの接種は残念ながらできません。ワクチンを取り扱いしている施設にお問い合わせ下さい。
必要な場合は行います。卵巣や子宮に異常がないか確認するためです。
朝に限らず、4-5時間眠った(安静を保った)後に測定されてもよいです。いつもと違う時間に測定した場合は、メモとして記入しておいて下さい。
少量はカウントせず、普通量になった日を1日目として下さい。
排卵が規則的に起こらない場合はクロミッドなどの排卵誘発剤が有効ですが、単に妊娠しやすくする薬というのはありません。
男女の産み分けについては、様々な方法が試みられてきましたが、いずれも確実な方法ではありません。また、着床前に受精卵(胚)の段階で胚の一部を取り出し、性別を調べてから胚を子宮に戻すという方法もありますが、日本においては重篤な遺伝疾患がある方で、かつ倫理委員会の審議で認められた方しかこの方法は認められていません。当院では行っていません。ご了承下さい。
人工授精後も普段通りの生活をしてかまいません。日頃から楽しんでいるスポーツもかまいません。なお、当院は体外受精・顕微授精に特化しているため、人工授精を行っておりません。
2-3年はまったく問題ありません。7-8年でも大丈夫という報告があります。
体外受精・顕微授精・凍結融解胚移植後などに必要な黄体ホルモンはいずれも十分に補充されます。
入院の必要はありません。採卵も胚移植も全て日帰りでできます。
生殖可能年齢とされる50歳を制限としています。
可能ですが、数日注射や診察のために来院の必要があり、遅刻や早退・外出・時間休・有給などを許してもらうなど職場の協力が必要となります。また採卵日には休む必要があります。
通常は手術前のカウンセリングや手術前検査を含めて10-14回程度です。ただし通院回数は排卵誘発方法や卵巣機能により大きく異なりますので、10-14回以内で治療が完了することをお約束するものではありません。
申し訳ありません。当分の間クレジットカードの使用は考えていません。ご不便をおかけしますがご了承ください。
日本産科婦人科学会のガイドラインによると、インフルエンザワクチンの母体や胎児への危険性は妊娠全期間を通じてきわめて低く、妊婦でも接種してよいと記載されています。したがって、不妊治療中の接種も問題ないと考えています。なお、当院では接種できませんので、お近くの内科にご相談下さい。
月経から排卵前(体外受精の時は移植前)までであればレントゲン撮影や内服は問題ありません。ただし妊娠の可能性のある時期(胚移植後やタイミング、人工授精後)はお薬やレントゲン検査には注意が必要です。