Welcome Baby プチ情報 Vol.35
老化を止める!そんなことが出来たらいいのですが、それは無理な話。
だったらその速度を少しでも緩やかにしたいものです。
しかし生活習慣が酷い状態では効果は半減してしまうでしょう。
これは不妊治療を受けている場合にも言えることですが、せっかく治療を受けるなら、
日々の生活を見直し、医療の成果が出やすいようにしたいものです。
食事運動睡眠や入浴など日々の生活を振り返り、自分で改善できることはしてみる、
他でもない自分のからだのためなのだから自己管理することも大切です。
具体的にどうしたらいいのか、そのポイントを紹介します。
食事のポイント~iwishママになりたい 妊娠しやすいからだづくり2012より~
◎主食はなるべく未精米玄米に
玄米はからだに必要なビタミンB類やミネラル・補酵素類がバランスよく入っています。
対して精米や白米うどん等は消化の段階でビタミンやミネラル等を消費してしまうことが分かっており、特にビタミンB1不足は顕著です。
◎発酵食品で「酵素」を補給
納豆やみそ、玄米発酵食などの発酵食品には消化酵素が含まれているので消化を助けてくれます。
その他の酵素もからだを元気にするのに欠かせないものです。麹菌や乳酸菌の発酵食品をできるだけ食べるようにしましょう。
◎水を飲む(コーヒーや緑茶は控えめに)
コーヒーやお茶、清涼飲料水ではなく水を飲むようにしましょう。
朝起きてすぐと、食事の30~1時間前に飲むのがお勧めです。
カフェインの摂りすぎは交感神経を刺激し、活性酸素の分泌に結びつくため、控えましょう。
◎からだを温める食べ物を摂る
私たちのからだは酵素で物質代謝や呼吸・エネルギーを産生していますが、
体温が下がると不活化して、病気を引き起こしたり、疲れやすくなってしまいます。
からだを温めるショウガやニンニクなどの香辛料を摂取しましょう。
◎食べ過ぎない
食べ過ぎると、病気にかかりやすく短命につながります。
食べ物を消費するには大変なエネルギーが必要なことを覚えておきましょう。
◎副食は「まごはやさしいこ」を中心に
副食は、豆類、ゴマを使った料理、海藻類、旬の野菜、小魚・しらす・しじみ、
キノコ類、イモ類、酵素のある生食、発酵食品からメニューを組んでいきましょう。
◎砂糖(お菓子やジュース)や果物は控えめに
白砂糖はからだの中でエネルギーになる時にビタミンBや貴重なミネラルを消費してしまいます。
また果物はミネラルや栄養に富んでいますが量は控え、太りやすい食後ではなく、
朝一番など空腹時に食べるようにしましょう。
◎動物性食品(肉・卵・乳製品)や油料理は控えめに
動物性食品は血液を酸性にしたり、腸内で嫌気性のある腐敗菌による毒素を発生することになり、
肝臓に負担がかかってしまいます。
また、私たちはてんぷら油やごま油を多く摂りすぎる傾向があるので、
血液をサラサラにしてコレステロールを下げてくれる青魚や海藻類などを摂るようにしましょう。
◎調味料「さ・し・す・せ・そ」をよい品質の物に
添加物や農薬の多い食品を減らし、なるべく天然の物を使うようにしましょう。
Welcome Baby プチ情報 Vol.34
☆☆生活改善で若返ることはできる!?☆☆
加齢と共に老いが進むのは仕方のないことです。これが自然の摂理なのですから…。
しかし、最近の研究の中で老化は、生活環境などの後天的な影響を強くうけることがわかってきました。
日々の暮らしの中で、ちょっとした心がけで実践できる方法があるようです。そのポイントを“i-wish..ママになりたい、妊娠しやすいからだづくり”よりご紹介します。
☆☆卵巣年齢を若く保つポイント(6項目)☆☆
(1)成長ホルモン(IGF-1)の分泌を促す
●間食は控え、空腹になってから食べる ●良質なたんぱく質を摂取する
●筋力トレーニングをする ●規則的で良質な睡眠を心がける
(2)エストロゲンを補う
●大豆製品やザクロなど、エストロゲン様成分を含む食品を食べる
(3)細胞の酸化を防ぐ
●新鮮な野菜や果物を摂取する ●禁煙!!
●抗酸化ビタミン、ミネラル、コエンザイムQ10、アスタキサンチン
(4)DHEAを補う
●筋力トレーニングや有酸素運動をする
●DHEA
(5)メラトニンの分泌を促す
●早寝早起きを心がける ●寝る前にカフェインを摂らない ●寝室を真っ暗にして眠る
●朝、起きた時に日光を浴びる
(6)終末糖化産物(AGE、グルコースがたんぱく質と結合して起こる糖化)を減らす
●食事は野菜⇒肉や魚などのたんぱく質⇒炭水化物の順に摂る(血糖値の上昇を緩やかにする)
●炭水化物や甘いものを食べ過ぎない
●白米、白パン、麺類、白砂糖など精製された糖質は控えめに
●ゆっくり食べる
☆☆注意☆☆
ここにあげた項目は「不足している場合に補う」のが基本。不足してないのに過剰に補うと
かえって逆効果になることがあります。自分の生活を見直し、何が足りてなさそうか、何を補えばいいのかを見極めましょう
アンケート70名配布 有効回答率97.1%(68/70名) |
(1) | 年齢:妻平均36.3歳 夫平均37.9歳 |
(2) | 不妊治療期間:未記入の方や年数記入された横に?をつけている方が多くおられ集計できませんでした。 |
(3) | 今回夫立会い胚移植をされましたか?:はい11名(16.2%)、いいえ57名(83.8%) |
(4) | 胚移植を当院以外の移植も含めて経験されたことがありますか? 今回初めての胚移植12名(17.6%) 以前に胚移植の経験あり56名(82.4%) 【過去に胚移植を経験したことがある方のみ。以前の胚移植時の安静時間はどれくらいでしたか?】 未記入の方が多くおられました。記入しておられる方では15分~3時間とばらつきがありました。 |
(5) | 胚移植後の安静時間について もっと長く安静にしたかった:3名(4.4%) ちょうど良い:32名(47.1%) もっと短くても良い:0名 分からない:33名(48.5%) 【上記で「もっと長く」を選ばれた方の理由】 「何となく長い方が妊娠しやすそう」「胚移植後は気持ち的にもう少し落ち着きたい」 「気分的に安静にしていた方が妊娠しやすそう」 |
(6) | 移植後、薬の説明にお呼びするまでの間、待合室での待機は苦痛を感じられましたか? 苦痛ではなかった:67名(98.5%) 苦痛だった:1名(1.5%)理由:「だやさがあった」 |
(7) | 病衣に着替えず胚移植を行いましたが不都合なことはありましたか? なかった:67名(98.5%) あった:1名(1.5%)理由:「個室で着替えたかった」 |
(8) | 胚移植は自分の思っておられたようなことでしたか? 想像通り:50名(73.5%) 想像と違っていた:13名(19.1%) 未記入:4名(5.9%) 両方に○:1名(1.5%) 【想像と違っていたと答えた方のコメント】 「人工授精より痛みが少くなかった」「説明してもらえて安心した」「そんなに感動するものではなかった」 「モニターが見れて分かりやすかった」「思っていた以上に丁寧だった」「尿意がつらかった」「痛みを感じず安心した」 「安静にしなくて良いのでびっくりした」「感動した」「思ったより痛くなかった:3名」 |
(9) | 胚移植の時に困ったことはありましたか? なかった:55名(80.9%) あった:12名(17.6%) 未記入:1名(1.5%) 【困ったことがあったと答えた方のコメント】 「尿意我慢するのが大変だった:12名」「緊張した:1名」未記入:1名 |
(10) | 帰宅後はどのように過ごされる予定ですか? 普段通りに過ごす予定:41名(60.3%) いつもより安静にする予定:26名(38.2%) 両方に○:1名(1.5%) |
安静時間をなくする前後の安静時間
胎嚢が確認できた妊娠率を比較しました。
当院では今後も胚移植後の安静時間なしの胚移植を継続していきたいと思います。 |
アンケートにご協力いただいた皆様ありがとうございました。
Welcome Beby プチ情報 Vol.31
メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンで、睡眠と起床のサイクルを調節しています。強い抗酸化作用を有し卵の質を改善、受精率・妊娠率の向上が期待できるとの報告があります。
メラトニンは生活リズムを整えることで分泌量を改善でき、他のホルモンのバランスも整えることができます。
メラトニンやホルモンのバランスを整えるため、生活リズムを整えてみましょう!
【生活リズムを整える】
メラトニンは夜に分泌され日が昇ると分泌が止まります。夜行性傾向が強くなればメラトニン活性が低下します。
●夜は12時までに寝る!
メラトニンは午前0時~午前2時の間に分泌のピークがあります。夜は遅くとも午前0時までに布団に入りましょう。
●暗くして寝る!
照明などで明るくしているとメラトニンの分泌が抑制されます。暗くして寝ることでメラトニンが分泌されます。
●朝は決まった時間に起きる!
決まった時間に起きることで睡眠のリズムが整います。夜更かしをした場合でも、いつもと同じ時間に起きることが大切です。
●目覚めたら必ずカーテンを開けましょう
朝、光を浴びることでメラトニンの分泌が止まります。分泌にもメリハリが大切です。
●運動
リズムを伴う運動もメラトニンの分泌を活性化させます。朝、ウォーキングなど行えば骨盤内の血行も改善され最高ですね!
忙しい毎日を送る中で生活リズムを整えるのは大変ですが、少し意識して体内ホルモン環境を整えてみましょう!